株式会社ジャフコ 男性不妊症・精子特性分析機・総代理店

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不妊用語集

男性不妊の種類

■ED(勃起不全)
ED(勃起不全)とは、男性のペニスが勃起しないことで、EDの割合は40台で20%、50台で40%と決して珍しい病気ではありません。 以前はインポテンツと呼んでいて、年齢、ストレス、病気などのさまざまな原因が考えられます。

■乏精子症(ぼうせいししょう)
乏精子症とは、精子濃度が1ml中に2000万個未満の場合を言います(WHOの基準、1999年)。 不妊カップルの累積妊娠率は、運動精子数が900万個以下だと20%、1000~1900万個では37%、2000万個以上だと52%という資料があります。

■精子無力症
精子無力症とは、元気に運動する精子の数が全体の50%未満の場合をいいます。顕微授精(ICSI)は、精子無力症の人にとって、有力な受精方法と言われています。

■精液減少症
一回の射出精液量が2.0ml以下の場合を言います。

■奇形精子症
奇形精子症とは、正常形態精子が15%未満の場合を言います。 1999年にWHOによる精子正常形態率の基準値が変更される前は、正常形態精子が30%未満の場合を奇形精子症としていました。

■無精液症
無精液症とは、射精感があっても精液がまったく射精されないことを言います。逆行性射精といい精子が膀胱へ逆流してしまうこともあります。

■精子死滅症
精液中の中の精子が死滅している状態の事を言います。

■精子不動症
精子不動症とは、精液中に精子は認めるが全く動いていない状態の事を言います。

■無精子症
無精子症とは、精液の中に精子がいない状態をいい、男性不妊の2割程度と考えられています。また精液が射精されない状態を無精液症と言います。 精子はもともと精巣で作られますが、まったく作られていない状態を非閉塞性無精子症といい、精子は作られるが、精子の通り道がふさがっている事を閉塞性無精子症と言います。

■閉塞性無精子症
閉塞性無精子症とは、精巣で精子は作られるが精子の通り道がふさがっている状態。したがって精液の中に精子はなく、男性不妊の大きな原因となる。まったく精子が作られていない状態を非閉塞性無精子症と言います。

■非閉塞性無精子症
非閉塞性無精子症とは、精巣で精子が十分に造られていないために精液中に精子が出てこない場合の事を言います。。

■精策静脈瘤
精索の静脈〔蔓状(つるじょう)静脈叢(そう)〕が蛇行、拡張し、その程度が強い場合は陰嚢内に腫瘤(しゅりゅう)を形成します。 陰嚢痛を訴えることもあります。80~90%は左側に生じ、思春期以降に多いのですが小児にもみられ、男性不妊症の原因になることがあります。

■逆行性射精(ぎゃくこうせいしゃせい)
逆行性射精とは、精液が外に射精できないで、膀胱に向かって逆流してしまうことです。前立腺の治療を受けた人が逆行性射精になることが多いようです。

■遺伝子・染色体異常
受精の段階で異常を起こし、生まれつき生殖にまつわる遺伝情報が欠失していたり精子の形成に異常を来たしたりします。 下記のクラインフェルター症候群とロバートソン転座は男性不妊で特に多いもの。 他には46XXmale・47XYY・Y染色体構造異常・相互転座・逆位・リング染色体などがあります。

■クラインフェルター症候群
男性で、性染色体の構成がX染色体2本、Y染色体1本のXXYを示します。出生の頻度は新生児の男児800人に1人の割合でみられます。 幼児期・学童期にはとくに症状はみられませんが、思春期からの精巣の発達が進まず、精巣が小さく無精子症となりますが、外性器の発達は正常です。 下肢が長く身長が高く、乳腺がいくらか発達したり、男性にはまれな乳がんの発症がみられることもあり、糖尿病になりやすい体質も伴います。 不妊の検査で初めて気づかれることがあります。XXY細胞以外にXY細胞がみられるモザイクの場合には、精子形成も認められます。

■ロバートソン転座
常染色体異常の一種です。通常二本一組である染色体が一本に融合し、染色体の数が正常よりも一本少ない45本になっている状態を言います。 男性不妊では13番と14番染色体で融合を起している事が多く、作られる精子に遺伝子・染色体異常が起こる可能性が高くなります。

■停留精巣(睾丸)
停留精巣は陰嚢(いんのう)内に精巣(睾丸)が触れない状態をいい、男児の生殖器の異常としては最も多い疾患です。 もともと精巣は胎児期には腹腔内に存在し、胎生3カ月ころに下降し始め、30~32週までに陰嚢内に降りてきます。これが途中で留まった状態が停留精巣です。 新生児の3~5%に認められますが、生後6カ月ころまでは自然に下降してくる場合があり、1歳では1%に減少しますが、それ以降は自然に下降してくることはありません。 低出生体重児や早産児では、発生頻度が高くなります。

■ヤング症候群
気管支の拡張と副鼻腔の炎症という症状があり、両側精巣上体の閉塞を伴い閉塞性無精子症となる病気です。

■脊髄損傷
事故などで起こった脊髄損傷により下半身がマヒし何年も経つと精巣の機能が落ちてきて、勃起障害、逆行性射精、造精機能障害を引き起こします。

■性機能障害
勃起障害、射精障害などを言います。4回に3回セックスがうまくいかない場合に診断されます。原因は心理的な要因と、神経や内分泌系に障害がある器質性障害があります。

■前立腺炎
前立腺に細菌の感染を生じ、発熱とともに前立腺が大きく腫脹(しゅちょう)して排尿困難、残尿感、頻尿、排尿時痛を生じます。 尿閉(前立腺がはれて尿道を圧迫し、まったく排尿ができなくなってしまうこと)になることもまれではありません。38~40℃の高熱を伴うことがあります。

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